『この11月5日に開院4周年を迎えることになります。来院していただいた患者様方、スタッフ、当院の開業運営を支援してくれている方々、家族親族、友人等様々な人達に支えられて、この3年間、何とかやってこれました。この場を借りて、お礼申し上げます。

私は医学生時代、どちらかと言えば出来の悪い学生でした。ある科の実習の最後に、我々の実習グループは教授からこういった質問を受けました。「○○病のような不治の病に侵されてる患者さんに、君達ならどのように話をするか?」。私を除いてグループの他のみんなは優秀な人ばかりでしたので、非常に上手い返答をしていくわけですが、私は少々途方に暮れていた感もありました。しかし、ついに自分の順番がきてしまったので、何か言わなければと思い、「もし、自分がその患者さんだったら(もし私があなただったら)……と、言ってほしいと思います」。ちょっと意味不明な返答だったかもしれませんが、その返答を、教授は物凄く褒めてくれたのです。教授が言いたかったのは“患者さんの事を自分の身のように思いなさい”という事だったようです。そういった訳で、私のような返答を待っていたのだとのことでした。“患者さんの事を自分の身のように思う”というのは当たり前のことかもしれませんが、私は唯一褒められた自分の言葉を座右の銘として診療することを目標としています。私が担当するのは小児ではありますが、子供たちの痛みや辛さは成人である我々と同じですし、十分理解できるものです。小児の病気の多くは自然に治癒するものですが、だからっといって何もせずに苦しい時間を長く過ごさせることは、小児科医のすべきことではないと思っています。ですから、極力無駄な医療は行わないように注意しながら、一刻も早く苦痛を取り除いて元気になってもらいたいと思っています。これからも子供たちの身になって診療してきたいと思いますし、さらには私も人の親ですので、保護者の方々の身になって子供たちの事を考えていけたらと思っています。』

 

※単身、インプレッサに乗りヴィーナスラインを駆け抜けた後に、「プリンス&スカイラインミュージアム」でご満悦な様子の丹先生(9月吉日)。

 

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